会長紹介

 

令和6年度 石川県商工会議所青年部連合会 基本方針

昨年度は私たちにとって生涯忘れる事の出来ない記憶に残る1 年となりました。1 月1日に起きた能登半島地震という大きな困難を経験し、5 年に亘り準備してきた第43 回日本商工会議所青年部全国大会「加賀能登の國いしかわ小松大会」の開催を迎えた一年だったからです。この度の能登半島地震は、大地だけでなくそこに住む人たちの暮らしや心までも揺るがし、傷つけ、破壊的な光景を残しました。私たち会員の中にも家や事業所だけでなく大切な人を喪い、今もなお未来を描くことができる段階にはない人もいると思います。改めてこの度の震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。私たちは、第43 回日本商工会議所青年部全国大会「加賀能登の國いしかわ小松大会」の開催を通して「Power of Community 」と「ALL Ishikawa」という2 つのテーマを掲げ、日本中のYEG メンバーに有意義な交流と研鑚を提供できるよう取り組んで参りました。石川県内YEG すべての会員で準備を進める過程で培われたスキルや会員同士の強い絆は、全国大会の最も重要なレガシーの1つであると考えます。

令和6 年度の石川県商工会議所青年部連合会は、このような状況下において「自分たちには何ができるだろうか?」という問いを立てることから活動を始めなければなりません。石川県が南北に長い地形であったおかげで県内すべての地域が等しく被災したわけではなく、助け合いながらともに復興を目指していくための余地は十分にあるはずです。そして今こそそれぞれの地域のCommunity を守るために私たち石川県連が一つのCommunity として力を発揮する局面になったと言えるのではないでしょうか。私たちが全国大会で目指したことが震災からの復興において一層重要になってきたと私は確信するとともに、全国大会での取り組みを復興に向けて役立てていかなければならないと考えています。そしてそのことが会員の成長や石川県連の存在価値の向上につながっていくはずです。震災からの復興のためにも、これまで以上に私たちが地域社会に必要とされる人間となり、企業となり、組織となるべくともに前に進んでいきましょう。


本年度は3 つの委員会を設置します。この委員会事業を通して、単会では実現できない事業を県連が主体的に行い、石川県連の存在価値を高めて参ります。

◆ 震災復興委員会
震災復興委員会では、発災直後に立ち上げた災害対策本部の機能を移管し、今後も引き続き全国各地のYEG からの支援を受けるための窓口になるとともに、「ALLIshikawa」というスケールメリットを活かし、復興に向けた事業を展開致します。
◆ 総務交流委員会
総務交流委員会では、石川県内YEG の会員増強のサポートの一環として、県連での新入会員オリエンテーションと会員交流事業を担当します。また、石川県内YEG会員に様々な情報を発信し、石川県連としての組織力の向上に努めます。
◆ ビジネス委員会
ビジネス委員会では、日本YEG のBPC 事業へのエントリーサポートや石川県内外様々な補助事業の活用を通じて、石川県内YEG 会員企業の事業再構築や新分野進出の活用を支援して参ります。
私たちの眼前に広がる未来は漫然と眺めているだけでは希望に満ちたものとはなりません。これまでの地域経済の状況や今後長きにわたる復興の道のりを鑑みれば楽観的な見通しを立てることは難しく、そこに広がるのは厳しい荒野ともいえるのではないでしょうか。創造的復興が求められていますが、「創」の字は「きず」と読むことができます。創(きず)を引き受ける覚悟をもって仲間とともに荒野に踏み出して、自己や自企業の成長を通じて地域の未来に希望をもたらし、延いては国の発展に寄与する。令和6 年度はその契機となる一年としていきたいと思いますので、皆様のご協力をお願いいたします。

このような状況の中でも我々、いしかわYEGは歩みを止めることなく今年度開催される令和5年度日本YEG第43回全国全国大会
「加賀能登の國いしかわ小松大会」にむけて着実に前進した一年であったと思います。令和5年2月に開催された「美の国あきた大会」にはいしかわYEG約200名ものメンバーが現地でリアル参加し、初回のPRを盛大にすることができ、最高のスタートを切ることができました。3年ぶりのリアル開催ということもあり私自身、人との出会い、交流の大切さを再確認致しました。
本年度、いしかわYEGのスローガンを『 Enjoy with Everyone 』~いしかわYEGみんなで楽しもう!!~にさせていただきました。
いしかわYEGの一人一人がYEG活動を楽しむことでプラス発想な全国大会を開催し未来にむけた最高の全国大会になるという思いをこめました。我々YEGが先頭に立って、故郷石川を盛り上げていきましょう!

最後になりますが、全国大会を開催するにあたり、先人、OB・OGの先輩方のご尽力があり開催できることに尊敬と感謝の念を抱き、いしかわYEGとして令和6年3月に石川の地に全国から集結するYEGメンバーをお迎えしていきましょう!
そして最高の年になるようにみんなで楽しみましょう!一年間よろしくお願いいたします。

令和6年度 石川県商工会議所青年部連合会 委員会・事業計画

総務交流委員会
事業計画
1)臨時総会・定時総会・役員会の運営及び県連大会主管補助(主管:開催地YEG)
2)日本YEG・北陸信越ブロックYEG の諸事業の参加支援
3)北陸信越ブロック親睦事業の支援
4) 臨時総会・定時総会・役員会データベース作成
5)委員会事業の開催(未定)

ビジネス委員会
事業計画
1)日本YEG、BPC 参画事業(6月~11月予定)
2)各種補助金セミナー

震災復興委員会
事業計画
1)復興に関する情報収集並びに発信
2)能登半島地震復興に向けた支援活動等